チャップマン・スティックを知ろう! (そして弾こう!)
はじめに Chapman Stickとは
Chapman Stick(チャップマン・スティック、以下スティック)は、米国カリフォルニアのミュージシャン、エメット・チャップマンが1969年に発明した電気弦楽器である。ギターやベースの弦をタッピングする技法に着想を得ながら、両手の指をフレットに対してほぼ並行に構え、左手と右手を独立したパートとして扱う「フリー・ハンズ方式」によって演奏される。この方法により、ベースラインと和音、メロディーを同時に奏でることができ、ピアノのような複雑なポリフォニーを一人で実現できるのが特徴である。スティックはマグネティックピックアップを備え、エレクトリックギターやベースのようにアンプに接続して音を鳴らす。

スティックの歴史
- フリー・ハンズの発明(1969年) – エメット・チャップマンは、ギターを抱えたまま右手を弦の上方からタッピングする新しい奏法を試みた。従来のタッピング奏者がギターを水平に構え右手を弦に対して横向きに押さえていたのに対し、チャップマンは楽器を垂直に近い角度に構え、両手の指先をフレットと平行に置くことで、移動を最小限にしてスケールやメロディを演奏できることを発見した。
- 試作機と製品化(1970年代前半) – チャップマンは9弦ギターを改造した自作楽器で奏法を研究し、ベース側の弦を五度間隔に、メロディー側を四度間隔に調弦することで広い音域と規則正しいポジションを得るチューニングを採用した。1974年には10弦の新しい楽器を制作し、商標「The Stick」として販売を開始した。この頃からアルフォンソ・ジョンソン(ウェザー・リポート)、トニー・レヴィン(ピーター・ガブリエル、キング・クリムゾン)などが使用し、進歩的ロックやフュージョン界で注目されるようになった。
- モデルの多様化と企業の成長 – 1970年代後半から1980年代にかけて、硬木やポリカーボネート素材を用いたモデルや、広いフレットボードを持つグランド・スティックなどが登場し、チューニングやピックアップのバリエーションも増えた。現在では10弦から12弦まで多数のモデルがあり、プレーヤーに合わせたカスタマイズが可能である。

主なモデルと特徴
Chapman Stick はすべて受注生産で、材質、ピックアップ、装飾、チューニングなどを購入者が選択できる。以下に代表的なモデルと仕様を示す。
| モデル | 弦数 / スケール長 | 主な特徴・素材 | 発売開始 | 価格(参考) |
|---|---|---|---|---|
| The Stick | 10弦 / 36インチ(約91.4 cm) | 元祖モデル。メロディ弦とベース弦を5本ずつ配置し、Stick Railsというタッピング用フレット、4分割トラスロッド、3D調整可能なブリッジ、デュアルナット(Flaps)を備える。木材(ハードウッドや竹)のラミネートから選択でき、平均重量約3.2 kg | 1974年 | 約4,000 USドル |
| Grand Stick 12 | 12弦 / 36インチ | 広い音域を得る12弦モデル。幅広だが弦間隔はやや狭く、両手でのポリフォニー向き。Stick Rails、分割トラスロッド、3Dブリッジなどは共通装備。平均重量約3.4 kg | 1991年 | 約4,300 USドル |
| SB8 Stick Bass | 8弦 / 36インチ | ベーシスト向けモデル。弦数が少ない分弦間隔が広く、ステレオ/モノ切替可能。カスタマイズ可能なピックアップやラミネート木材を選択できる。 | 1998年 | 約3,000 USドル |
| NS/Stick | 8弦 / 34インチ | エメット・チャップマンとネッド・スタインバーガーが共同開発したハイブリッド。タッピングだけでなくピッキング、ストラミング、プラッキングにも対応する。4基のアクティブEMGピックアップ、NS/Stick専用ブリッジとナット、リトラクタブル・ダンパーを装備。 | 2000年 | 約3,600 USドル |
| Grand Stick 10 | 10弦 / 36インチ | 上記Grand Stickの10弦版。弦間隔が標準より広く0.35インチ(約8.9 mm)、弦セット間の間隔も0.5インチ(約12.7 mm)あり、手の大きなプレーヤーやギターの感覚に近い指板を求める人向け。 | 2001年 | 約4,000 USドル |
| Alto Stick | 10弦 / 26.5インチ(約67.3 cm) | ギターサイズの短いスケールを持ち、ベース側をギター並みに高く、メロディ側をバイオリンレンジまで上げた調弦を推奨。軽量で持ち運びやすく平均重量約2.5 kg | 2004年 | 約3,400 USドル |
| SG12 Stick Guitar | 12弦 / 短縮スケール(5フレット短い) | 高音域に重点を置いたギターサイズの12弦モデル。各弦セットの音域が広く重なり、柔軟なハーモニーが可能。Stick Rails、分割トラスロッド、3Dブリッジを備える。 | 2008年 | 約3,700 USドル |
| Railboard | 10弦 / 34インチ(約86.4 cm) | アルミ合金削り出しボディで、フレットとネックが一体化した構造。EMG RB10デュアル・ピックアップ、角度付きベルトフック、長めのXフレットスペースが特徴。Raised Matched Reciprocal(全弦を全音上げるチューニング)に対応。重量約3.9 kg | 2013年 | 約3,100 USドル |
| Alto Railboard | 10弦 / 34インチ | Railboardの高音域版。アルミ製ボディで、アルトやバリトン向けのチューニングに適する。重量約3.2 kg | 不明 | 約2,900 USドル |
ビジネスおよび販売形態
Stick Enterprises社はカリフォルニア州で少人数の職人が手作業で製造しており、各モデルは受注後に材質、指板模様、ピックアップ、チューニングなどを選んで注文する。価格帯は2,900〜4,300ドル程度で、楽器に合わせた専用ケースや弦セットなどのアクセサリーも販売している。モデルによってはアルミ削り出しや竹ラミネートなど独自の素材を使用し、競合製品がほとんどないことから、プロ・アマチュアを問わず特定のファン層に支えられるニッチ市場を築いている。
2025年現在、日本市場はStick Importer Japanが正規輸入代理店となっており、本体やアクセサリーなどをオーダーできる。おおよそ数ヶ月かかる模様。
Chapman Stick を使用したヒット曲
Chapman Stickはプログレッシブ・ロックやニューエイジ作品で広く使われるが、アメリカの主要チャートで高順位を獲得した曲は限られている。以下に、楽器が演奏された曲をチャート上位順にまとめる。
| 曲名(アーティスト) | 発売年 | チャート成績 | Chapman Stick 奏者 | 解説 | YouTubeリンク |
|---|---|---|---|---|---|
| 「Angels」– エイミー・グラント | 1984 | Billboard Hot Christian Songs 1位 | アンディ・ウィダーズ=エリス | スティック独奏がフィーチャーされるクリスチャン・ポップ曲で、アルバム『直感』からのシングル。Chapman Stickが大衆向け楽曲で大ヒットした稀有な例。 | www.youtube.com |
| 「Shock the Monkey」– ピーター・ガブリエル | 1982 | Billboard Hot 100 29位、Mainstream Rock 1位 | トニー・レヴィン | ガブリエルの革新的なワールドビート曲。スティックのベースラインが曲の推進力となっている。 | www.youtube.com |
| 「Turn Your Back on Me」– Kaja (Kajagoogoo) | 1984 | Billboard Dance Charts 2位 | ニック・ベッグス | アルバム『Islands』からのシングルで、ベッグスがChapman Stickを駆使したシンセファンク曲。米国のダンスチャートで2位を記録し、バンド名をKajaに改名後のヒットとなった。 | www.youtube.com |
関連アルバム: 2018〜2019年には、スティック奏者マイケル・コルウィッツのアルバムがBillboardニューエイジ・チャートでトップ10入りした。『Serenity II』は2018年に8位、『Serenity III』は2019年に2位と3位、『Santa Plays the Stick』は2019年に4位でデビューした。これらはインストゥルメンタル作品であり、スティックの豊かな音色が高く評価された。
チューニング
標準チューニング(クラシック・チューニング)
スティックの弦は中央から左右に二つのグループに分かれている。ベース側の弦(通常5本)は低音側から中心に向かって完全五度ずつ上がり、メロディー側の弦(通常5本)は中心から外側に向かって完全四度ずつ下がる。この逆向きの五度と四度の配列により、指板上の形状が左右で相補的になり、和音やスケールを同じ形で移調できる利点がある。
図解:標準チューニング
下図は10弦スティックのスタンダードチューニングである。左側の5本がベース弦で、中心に向かって完全五度ずつ上昇する調弦になっており、右側の5本がメロディ弦で、中心から外側に向かって完全四度ずつ上昇する(中心から離れる)調弦になっている。

スティックはミュートされているので、ギターやベースのように開放弦を鳴らしてチューニングできない。筆者のおすすめは、ベース側は2フレットと7フレットを、メロディ側は3フレットと8フレットを押さえて、チューニングする。すべての位置の音程を覚えておく必要はなく、一番太い6弦の2フレットがDと覚えれば、他の弦は相対的に適切な音程が分かるはず。
率直な話
はじめに - 再び
ここまでは生成LLMが執筆した文を私が推敲・校正したものだが、ここからは一人のスティックユーザーとして、自身の知識と経験に基づいて記述していく。他のユーザーとは異なる見解もあるかもしれないが、非常に珍しい楽器であるスティックについて記事をまとめ、共有することには意味があると考えている。なぜなら、実際に演奏してみなければ分からないことが多くあるからだ。そして同時に、その手間に見合う魅力を備えた楽器でもある。それが少しでも伝われば幸いである。
筆者は1990年代後半にスティックを入手し、演奏を続けている。バンドのベーシストとして参加することが多く、2001年にはプノンペンモデルのパリ公演にも参加した。
そのツアーの様子は、ことぶきひかる氏の著書に詳しい。興味のある方はぜひ手に取っていただきたい。
ソフトケースについて
意外なことに、釣り竿用のケースがスティックにぴったり合う。筆者はかつて上州屋で購入した1000円程度のケースを長年愛用している。気になる方は、遠慮せずに釣具店にスティックを持参し、実際に試してみると良い。
なお、純正ケースはこちらで購入可能である。
弦の入手について
かつてはイシバシ楽器でも取り扱いがあったが、現在はこちらでオーダーする必要がある。
とはいえ、スティックの弦はギターやベースよりも張力が低く、奏法もタッピング中心であるため、切れることは非常にまれである。
なお、ピックで弾くと弦が切れるリスクがある上に、音色もあまり良い結果は得られない。スティックはピック演奏には向いていない楽器である。
付属のステレオケーブルについて
付属のケーブルは品質的にあまり信頼できず、筆者の経験ではすぐに断線してしまった。そのため、最初から高品質なケーブルを用意するか、自作するのが望ましい。
ステレオ出力は必要か?
スティックはベース側とメロディ側で独立した出力が可能で、それぞれに異なるエフェクトをかけられる。
ただし、実際に2系統の音を分けて出す必要がある場面は少なく、筆者は通常モノラル出力で演奏している。
最近のモデルはスイッチによりモノラルとステレオの切り替えが可能だが、古いモデルでは自分で信号をミックスする必要がある。パッシブピックアップの場合はバッファ回路を通すのが望ましく、筆者のおすすめはBOSS LS-2である。
モノラル出力にすることで、必要な機材も減り、持ち運びも楽になる。
教則本について
教則本は存在するが、現在でも英語版のみである。特殊な楽器であるため、国内の音楽教室などで気軽に指導してもらえることは少ない。
一方で、固定されたスタイルやフォームが存在しないという点では、自分なりの奏法を自由に模索できるとも言える。「正しい弾き方」にとらわれず、好きな音を出せるように工夫していけばよい。
なお、基礎から学びたい方は海外から教則本を取り寄せたり、YouTubeなどで解説動画を探してみると良いだろう。
ポジションマークが少ない件
スティックには2、7、12、17、22フレットに黒いドットがある(※)が、これだけでは演奏中にポジションが分かりづらいと感じる人も多いだろう。
筆者は自作のシールを用いて、3、5、9、15、19、24フレットにもマークを追加している。これは一般的なギターやベースと同じ配置であり、視認性が高まって演奏がしやすくなる。
※モデルに依る
ベルトフック
スティックは腰のベルトに、ベルトフックというプラスチックのフックを引っ掛けて、構える。なので、弾くときはベルトが必要。もしスタジオやライブに持参し忘れると、終わる…。
なお、ベルトフックを引っ掛ける位置は自分の中心からやや右が(筆者の経験上)良い。そうするとギターやベースのようにネックの先を左の前方に出せて、フォームが安定する。
スティックのスタンド
ギターやベースの床置きスタンドが使えない。また、ギターやベースのように壁のフックにネックを引っ掛けることもできない(ネックにくびれがないので)。
結局、筆者は壁に立てかけてる。指板側を壁に向けると、安定する。部屋で保管するときは部屋の隅っこの壁、スタジオやライブハウスは壁かベーアンに立てかけている。人が引っ掛けたりぶつからない限り、倒れたことはない。
もちろん、専用のスタンドも販売されてるので、予算に余裕があれば購入を検討しても良いと思う。
弦のゲージ
弦のセットは、ミディアム、ヘヴィ、ライトと弦の太さを変えたパッケージで販売されている。前述の通り、変な扱いをしない限り切れないので、弦を変える機会は(ギターやベースに比べると)少ない。なので、自分に合うゲージを試す機会が少なくなる。
筆者のおすすめはまずミディアムゲージから初めて、それが合わなかったら別のゲージを試す、という流れが良いと思う。また、スティックを購入するときにあらかじめ張られてる弦のゲージを聴いておくと良い。
合わない曲を無理にスティックで弾かない
例えば、ラモーンズのようなストレートなロックンロールをスティックのタッピング奏法演奏しようとしても、楽器の特性上うまくノリが出ない。
そうした場合には、無理にスティックで演奏せず、適しているギターやベースに持ち替える柔軟さも大切である。バンドでスティックを使用している方は、必要に応じて他の楽器も用意しておくと安心だ。
応用技
最期にスティックの応用を共有する。比較的難易度の高いスティック演奏であるが、スタンダードチューニングを少し変更するだけで、やりたいことが簡単にできるようになる。
Elephant Talk by トニー・レヴィン
トニー・レヴィンはElephant Talkを弾くために10弦(=ベース側の一番細い弦)を半音下げている。
通常はベース側の弦の間は完全五度なので、同じフレットで2本押さえると、いわゆるパワーコードになる。Elephant Talkの印象的な減五度を使ったリフを簡単に弾きたいので、トニーは1本だけ半音下げている。
なお、このチューニングは減五度の音を使いたいときに重宝するが、それ以外にメリットはない。あと、ディミニッシュの音はそんなに多用しないし、使い過ぎると元ネタがすぐにバレる。
ギター風 by 筆者
メロディ側の1弦と2弦をそれぞれ半音下げる。すると、ギターと同じコードフォームでコードを弾けるようになる。
スティックのメロディ側の完全四度は、どのポジションでも同じ指使いでメロディを弾けることがメリットである。一方、コードを押さえるとき、そのフォームはどのコードでも必ずギターと異なってしまう(※)。スティック用にフォームを考え出して覚えるのも良いが、チューニングを変えるだけでギターで覚えたコードフォームをそのまま転用できる。
※パワーコードなどの低音で響かせるものは除く
最期に
筆者の演奏風景。参考になれば幸いである。
#shockthemonkey by #petergabriel . Unmute please.#stayhomeplaystick#chapmanstick#progressiverock #progrock#tonylevin#genesis pic.twitter.com/t5CzYlF8UU
— にっしゃん (Shreddy Pulse) (@nisshan_) 2020年4月16日
Unmute please, if you miss King Crimson.#stayhomeplaystick#kingcrimson#discipline#chapmanstick#progressiverock #progrock pic.twitter.com/09xEXUEXPn
— にっしゃん (Shreddy Pulse) (@nisshan_) 2020年4月12日
Intro of #theconstrukctionoflight by #kingcrimson . Unmute please.#stayhomeplaystick#chapmanstick#progressiverock #progrock#treygunn pic.twitter.com/RCPNOxbLOX
— にっしゃん (Shreddy Pulse) (@nisshan_) 2020年4月13日
スティックでYesのシベリアン・カートゥルを弾いてみた、その1
— にっしゃん (Shreddy Pulse) (@nisshan_) 2023年5月5日
(続く)#yes #yessongs #siberiankhatru #chapmanstick #青春キラメキロッカーズ pic.twitter.com/nETYpSg0hp
出典
緑に輝くオーブの塗り方
はじめに
ストレスなく筆でフィギュアなどの模型を美しく塗れることで話題のシタデルカラー、使ってますか? 今回はグリーンに輝くオーブを上手く塗る方法を試行錯誤して見付けたので、情報共有です。

画像:ウォーハンマー公式サイトより

Hexwraith FlameとTesseract Glow?
ぼわっと緑に光る効果を出せるTECHNIC系のカラーといえば、Hexwraith FlameとTesseract Glowがありますが、正直公式サイトを見ても、どっちを使えば良いか分からない。

という訳で両方塗ってみました。
テスト用のピースは3Dプリンタで大量に出力しました。Corax White(Base)とAbaddon Black(Base)で球と爪を塗り分けておきます。


左がHexwraith Flame、右がTesseract Glowを、それぞれCorax White(Base)の上から全体に一度塗ったものです。黄緑色なTesseract Glowの方がオーブ感がありますね。
一方、Hexwraith Flameは青よりの緑で、黄色味がありませんのでオーブ感がない。ゴーストとか無機質なものが合いそうです。
オーブ感のあるTesseract Glowを中心に試していきたいと思います。
ベストな塗り方:

- BaseとしてCorax Whiteを全体に塗る
-
TECHNICのTesssract Glowを全体に塗る。
-
White Scarにほんの少しだけFlash Gitz Yellowを混ぜ、Lahmian Mediumで超薄めたものを、トップの光って欲しいところを中心に、3〜5回重ねて塗る。
- 最後に、Tesssract GlowをLahmian Mediumで半分ほどに薄めて、爪の周りなど緑が残って欲しい部分を少し緑に戻す。
↑の画像、右が手順2.まで塗った状態、左が手順4.まで終わった状態です。変化が分かるでしょうか。手順3.の黄色っぽい白は、Dorn Yellow(Layer)が良さそうですが、持ってないので調色しました。
まぁまぁベターな塗り方:
4つあります。
1つ目。この塗り方が「一番簡単&確実&綺麗」でした。
まずHexwraith Flameでシェーディングします。影になってほしい部分だけに、Hexwraith Flameを何度も塗り重ねます。沢山重ねた部分が濃く暗くなります。Hexwraith Flameの濃度はかなり薄く、Lahmian Mediumで薄める必要はありません。原液のままでも筆ムラにならず、境目もほとんど分からなくなります。

次に、全体にTesssract Glowを塗って完成です。

2つ目はTesseract Glowを塗るだけです。これだけでも綺麗。

ただ、影の部分も明るく表現されてしまうので、それを改善したい方は↑のベストな方法をやりましょう。
3つ目は、シェードとハイライトを入れる方法です。

Hexwraith Flameで影になって欲しい部分にシェーディングしたあとで、トップにWhite Scar(Layer)でハイライトを入れています。グラデーションで重ねて塗りするために、White ScarはLahmian Mediumで超薄めています。1:5ぐらい。
ただ、土台のCorax White(Base)はややグレーがかっているとはいえ、かなり明るいので、White Scarでハイライトを入れても視覚上あまり効果がないです。この方法は土台を白じゃなくてグレーにすれば良いのかもしれませんね。
4つ目はWarpstone Glowでシェード。Warpstone GlowはLayerなので、Lahmian Mediumで超薄めるのですが、薄めた色を見たらHexwraith Flameそっくりでした。つまり、Warpstone Glow(Layer)を薄めたもの = Hexwraith Flame(Technic) ですね。ならば最初からHexwraith Flameでシェーディングすれば楽ちんです。

ダメだった塗り方:
大量にあるので、一気に紹介。

・Tesssract Glowを二度塗り。効果がなく意味がないです。左が一度塗り、右が二度塗り。見ても区別が付かないですね。

・Hexwraith Flameの上からFlash Gitz Yellowでフィルタリング。黄色味のないHexwraith Flameに黄色味を足してやるために、LayerのFlash Gitz YellowをLahmian Mediumで超薄めて、全体にフィルタリングとして塗りました。すると、Tesssract Glowそっくりな色味になりました。ただ、Tesssract Glowと比較すると少し鮮やかさに欠けるので、Tesssract Glowを持ってるならばこの方法を選択する意味はないです。

・Dirty MetalにTesssract Glow。LeadbelcherをBaseとして塗り、Agrax Earthshadeで影になって欲しい部分だけシェーディング、Stormhost Silverでハイライトを入れます。ここまでが公式にあるDirty Metalという塗り方ですね。これにTesssract Glowを重ねました。光源が近くにあるとギラっと反射しますが、全体的には鈍い輝きになりました。一部をStormhost Silverでハイライトするのではなく、全体を覆ってしまうのはありかもしれません。

まとめ:
緑色に輝くオーブを表現したいなら、Corax White(Base) → Tesssract Glow(TECHNIC) → White Scar+Flash Gitz Yellowでハイライト がおすすめです。
では、快適なシタデルペインティングライフを。
ギターを科学する 〜ピックアップの音量の真実 パッシブ編〜
前ブログにてアクティブピックアップの音量を測定し、比較した。同様にパッシブでも比較する。
どうやって測ったのか?


どんな音量? ハムとシングル 単体での比較

シングルに固定、単体とミックスでの音量の比較

ハムに固定、単体とミックスでの音量の比較

ミックス時のシングル/ハムを組み合わせた時の音量の比較

これら4つの組み合わせにおいて、シングルx2の場合の音量が最も大きくなる。逆にハムx2の音量が最も小さい。これはパッシブのインピーダンスの大きさゆえに打ち消す力が働き抵抗となることが推測される。ここでもピックアップのシングル率が増えるとホワイトノイズを良く拾う傾向が出ている。
考察と最後に
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*1:※グラフ中のSはシングル、Hはハムバッカー
ギターを科学する 〜ピックアップの音量の真実 アクティブ編〜
なぜピックアップの音量を測ってみたのか?
どうやって測ったのか?
- ピックアップに一定の磁界の変化を与え続ける装置
- ピックアップから出た電気信号を音量として数値化する装置

写真1: ピックアップとスピーカー

図2: pure dataのパッチ
どんな音量?

- EMG 85と81の出力を比較すると、81の方が出力が大きい
- 81+85ミックスすると、81と85を足して2で割ったような中間的な音量になる
- 供給する電池電圧 9vと18vで比較すると、EMG 81単体はほとんど差異がない。一方、EMG 85は18vだと出力が下がる。
考察と最後に
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簡単にディレイのワープを過激化する方法(DD-6)
■DD-6とは?
BOSSのデジタルディレイ DD-6と言えば、使いやすく、音質の良く、かつ手頃な価格で手に入る、ある種定番のような機種であります。この機種が特筆すべきな点は、実用的な機能だけでなく、ワープという飛び道具機能が付いていることです。ペダルを踏み続けている間はフィードバックが最大になり、音が無限に発振します。どんどん音が重なり凶暴に音圧を増していくさまは、まさしく飛び道具。しかも、BOSSのコンパクトDDシリーズでこの機能を有しているのはDD-6だけです。飛び道具好きは中古市場で見つけたら迷わず買いましょう。
■なぜ作ったの?
■何を作ったの?

■どうやって作るの?
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■最後に
キング・メトリックリムゾン ~伝説のバンドのセットリストを統計分析~
■動機:
- 今(2015年12月)にキングクリムゾン (King crimson)が来日し、日本中をツアーしている。大絶賛の嵐のショーは毎日セットリストが異なるため、目当ての曲が聞けるのかどうか、非常にドキドキ。
- 統計/ビッグデータの分析に用いられるツールR(アール)を使えるようになりたい。
■統計データの入手:
■ツール:
■ヒストグラム:
2014年から2015年現在までの #キングクリムゾン のセットリストにおける、One more red nightmareの曲順の度数分布図。ほぼ万遍なく散らばっており、統計からは予測は不可能。なお、この曲をやる確率は68%。 pic.twitter.com/E6imRD56ZI
— にっしゃん (@nisshan_) 2015, 12月 16
(承前)21st Century Schizoid Manは代表曲だけに98%で演奏。曲順は本編ラストかアンコールラストのどちらか、と非常に偏っている。いきなりド頭でやった東京公演は統計上かなりレア。 #キングクリムゾン pic.twitter.com/yJOHHcOK6X
— にっしゃん (@nisshan_) December 16, 2015
(承前)Starlessは100%の確率で演奏。皆が期待する曲だが、統計上も本ツアーのメイン曲と言える。曲順はほぼ本編ラスト。アンコールをスターレスで終わった東京公演はやはりレア。 pic.twitter.com/j3wed8RLnV
— にっしゃん (@nisshan_) 2015, 12月 16
Redを演奏する確率は59%。出現タイミングはバラバラ。(段々ゲームの分析&攻略みたいになってきた、敵キャラ出現確率みたいな) #キングクリムゾン pic.twitter.com/Z9QA4mV6qA
— にっしゃん (@nisshan_) December 16, 2015
■相関係数:
(承前) 各曲の相関係数。特徴的なのはMeltdownとEasy Moneyの相関は1。メルトダウン(平均曲順は5番目)を演奏すれば、その日はEマネー(平均10~11番目)を統計上は必ずやる。 #キングクリムゾン pic.twitter.com/FRtoYvWH6m
— にっしゃん (@nisshan_) December 16, 2015
相関性が高い3つのグループがある。1組:Meltdown、Epitaph、Eマネー、宮殿、Radical Action1。2組:平和、Radical Action2。3組はトーキングドラムとLTIAP2。出だしに平和を歌ったら、Radicalは2までやる。 #キングクリムゾン
— にっしゃん (@nisshan_) December 16, 2015
暗黒クリムゾンの代表曲 RedとOne more red nightmareはどの曲とも相関性が高くなく、出現の予想は(統計上)不可能。やるか、やらないか、ドキドキしますね。 #キングクリムゾン
— にっしゃん (@nisshan_) 2015, 12月 16
曲同士にて負の相関の特徴も。ジャッコのA Scarcity of Miraclesをやると、その日はEマネー、Meltdown、宮殿は無し。ジャッコのThe Light of Dayをやると、EマネーとMeltdownは無し。 #キングクリムゾン
— にっしゃん (@nisshan_) 2015, 12月 16
■途中確認:
統計からの予測、本日2015/12/16のセットリストから振り返り。
— にっしゃん (@nisshan_) 2015, 12月 16
One more red nightmareとRedはやる確率半々ぐらい→Redだけやった。的中。
21stは本編かアンコールラストに100%やる→アンコールラストにやった。的中。#キングクリムゾン
(続き)
— にっしゃん (@nisshan_) December 16, 2015
スターレスは本編ラストに100%→的中。
メルトダウンをやるとEマネーをやる→的中。
ピースを歌ったら、Radicalは2までやる→的中。
EマネーかMeltdownをやるとジャッコ曲はやらない→的中#キングクリムゾン
(続き)
— にっしゃん (@nisshan_) 2015, 12月 16
トーキングドラムとLTIAP2はセット→ハズレ
Meltdown、Epitaph、Eマネー、宮殿、Radical Action1はセット→宮殿なし、ハズレ#キングクリムゾン
ハズした2つは確率80%だったので、ハズすこともあります。全体的にはなかなかの精度でした。
■セットリストの遷移確率

現 #キングクリムゾン のツアーセットリストを統計分析。その曲を演奏する確率や次の曲が特定できる確率、セットリストに入る入らないのルールが見えました。 pic.twitter.com/OL0p5LAk5M
— にっしゃん (@nisshan_) 2015, 12月 17
@nisshan_ 見方:◯の中は曲をやる確率。矢印は次の曲が分かる確率。緑の
— にっしゃん (@nisshan_) 2015, 12月 17
点線は片方をやるともう片方をやる確率が高いもの。オレンジの点線は片方をやると、片方がセットリストから抜ける可能性が高いもの。startは開演、endは終演。
- 観に行ったその日に目当ての曲を演奏するかどうかの確率を知るには、◯の中の数字を見ます。例えばEpitaphは63%なので、だいたい3日に2回演奏します。
- ライブを観てる最中に次の曲を予想するには、黒い→(矢印)と添えた数字を見ます。例えば本編最後にStarlessをやったら、次にアンコールの頭にDevil Dogs of Tessellation Rowをやる確率は48%なので半々です。
- 緑の点線は仲間の関係を示します。例えばPeace - An EndをやるとRadical Action (To Unseat the Hold of Monkey Mind) IIをやる確率は85%です。
- オレンジの点線は排他の関係を示します。例えば、ジャッコのThe light of the dayがセットリストに入ると、MeltdownやEasy moneyがセットリストから落ちる確率は80%です。
■セットリスト内での順番を俯瞰で見る:
#キングクリムゾン 統計分析シリーズの最後。各曲がセットリストの中でどの順番で現れるか、箱ひげ図で示したもの。前半にやるもの、後半にやるものは大体決まってる。あとそれ以外の曲を差し込んでセットリストの変化を作ってる。 pic.twitter.com/FpyJugFOI0
— にっしゃん (@nisshan_) 2015, 12月 17
■まとめと今後:
- 前述の自動で遷移図を作る方法
- 地域ごとの傾向: 北米、欧州、日本を比べると何か違いがあるのか、例えば地域の観客の好みに合わせてる、とか。
- 時系列的な変化: 2014年から2015年にかけて日が経つ毎にある曲の頻度が増えていたり、順番が変わっていたり、など。
- もっとRの機能を使いこなす
ハッシュタグを付けてtwitterやinstagramに投稿してたら、なんとロバート・フリップ先生に見付かり、Facebookでshare頂きました。あわわわ、明日以降のセットリスト作りに影響しませんように。。。

キング・クリムゾン エレメンツ~2014オフィシャル・ツアー・マーチャンダイズ
- アーティスト: キング・クリムゾン
- 出版社/メーカー: WOWOWエンタテインメント
- 発売日: 2014/12/24
- メディア: CD
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